FC2ブログ
2020
01.19

内陣工事について

Category: 未分類
前回は養生の様子を上げさせていただきました。
今回は下地と塗りの工程についてです。

下地は、地の粉(じのこ)や砥の粉(とのこ)に水を加え、
漆と混ぜた、「漆下地」で行います。
漆を用いない下地に比べ、耐久性に優れることが理由です。
ヘラで木地に下地をつけ、時間をかけて乾燥させてから
平滑にするべく研磨する、といった工程を4回繰り返します。

何度か書いた文章ですが、
塗師の仕事で一番大事なのは下地です。
この工程の良し悪しで商品の価値が決まると言っても
過言ではありません。

その後、漆刷毛(うるしばけ)で漆を塗ります。
余談ですが、
塗師が使う漆刷毛の素材をご存知でしょうか。
意外と知らない人が多い印象です。
答えは、髪の毛です。
人間の髪の毛で作った刷毛で、漆は塗られています。
僕自身、初めて知った時は驚いたことを覚えています。

話を戻します。
今回は天井の桟(さん)ということもあり、
塗りつけた漆が垂れてこないように、
漆の粘度や塗りの厚さに気を配りました。
加えて漆の乾燥時間にも注意が必要で、
通常の乾燥風呂で行うような温度や湿度調整が
内陣工事ではできないので、
漆そのもので調整を行い、作業を進めます。


Comment:0  Trackback:0
2020
01.01

あけましておめでとうございます

Category: 未分類
新年、あけましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりました。
本年も社員一同、一層のサービス向上に努めてまいりますので、
変わらぬお引き立てを賜りますようおねがい申し上げます。

山田仏具店一同

Comment:0  Trackback:0
2019
11.04

塗箔工事

Category: 未分類
肌寒い季節になりました。
季節の変わり目は漆の乾きに特に気を配ります。

現在、以前にお仕事をいただいたお寺に
2度目の塗箔工事を行っております。

IMG_2848_convert_20180507225525.jpg

以前は外陣と巻障子の塗箔工事をさせていただきました。
今回は内陣の工事をさせていただきます。

IMG_0253_convert_20191104111455.jpeg

まずは養生を行い、作業の準備を行います。
今回は須弥壇を動かすことができなかったので、
須弥壇部分には足場を組み、作業を進めます。

IMG_0254_convert_20191104105943.jpeg

作業内容は内陣全体の塗箔工事となり、
内陣の天井部分の桟にも漆を塗り、銀杏面に箔押しを行います。

様々な部分を確認しながら養生作業を進める中で、
前回の2018年2月の工事で行った外陣の柱を視ていると、
当時の記録的な大雪が脳裏によみがえります。

IMG_2690_convert_20180212143334.jpg

車で帰れず、徒歩での帰宅となった日もありました。
今年の雪はどうだろうと思いつつ、養生作業を終えました。

次回に続きます。










Comment:0  Trackback:0
2019
09.16

よこっちょぽっけまーと

Category: 未分類
9月の15日と16日に、安江町商店街で開催された
「よこっちょぽっけまーと」に初出店しました。

IMG_0132_convert_20190916135413.jpeg

オリジナルの子供用念珠や腕輪念珠を中心に、
金箔押し体験を行いました。

IMG_0119_convert_20190916140702.jpeg

今回は初めての出店という事もあり、
試行錯誤を重ねて準備しました。
出店してみて初めて気づく事や考える事があり、
とても勉強になりました。
そしてここはもう少しこうしたら良かったなという点も
多々あったので、また次回に向けて研究・準備をして
いこうと思っています。

お立ち寄りいただいた皆様ありがとうございました。






Comment:0  Trackback:0
2019
06.10

白檀塗について

Category: 未分類
今年も梅雨の時期がやってまいりました。
湿度や気温の変化が激しく、漆の乾きの調整が難しい季節です。
特に色漆は日によって仕上がりの色味が合いにくいため、
管理が大変です。

今回は最近ご依頼いただいた、
白檀塗(びゃくだんぬり)について少し。

白檀塗とは金箔などを押した上に透漆(すきうるし)
と呼ばれる、透明な飴色の漆を塗って仕上げたものです。
写真がこちら。
IMG_4353_convert_20190610234924.jpeg
溜塗(ためぬり)と呼ばれる、
朱色の漆などを塗った上に透漆を塗る技法もありますが、
金箔を使用したものは白檀塗と呼ばれます。
「香木の白檀に塗肌が似ているため」
というのが由来らしいです。
均一に且つ色むらなく仕上げるのが難しい塗であり、
こちらも色漆同様、梅雨の時期に重なると一層気を張る塗の一つです。

最近は白檀塗を行う機会も大分減った印象があります。
これを機会に、何かに応用して店頭に出しても面白いかなと思ってみたり。

とりあえず、梅雨が過ぎてからにはいたしますが;;









Comment:0  Trackback:0
back-to-top