FC2ブログ
2018
05.07

内陣工事3 完成

Category: 内陣工事
送信が滞っておりましたが、
再開させていただきます。

先々月、3月の末になりますが、
かねてより着工させていただいておりました、
内陣が完成いたしました。

前回は下地の工程を紹介させていただきましたが、
今回は塗について少し。

漆塗は、中塗り、小中塗、上塗りと3回行いました。
今回は気温と湿度の変化が激しく、日によって気温差が5から7度、
湿度差が10度以上変化したため、非常に漆の乾きに気を使いました。
加えて、立面の塗は、厚く塗ると漆が垂れてしまうので、
塗の厚さにも気を配る必要があります。

今回は「塗りたて」といい、刷毛塗したのち
呂色等行わず、そのまま完成させる必要があったため、
刷毛目が残らないよう、最新の注意を払いながらの塗となりました。

で、仕上がった画像がこちらです。

IMG_2859_convert_20180507225423.jpg 

今回は、巻障子も一緒に施工させていただきました。
巻障子を入れた状態がこちらです。

IMG_2848_convert_20180507230441.jpg 

今年は気温と湿度の差が本当に激しく、
現場作業の難しさを、改めて学ばせていただきました。
工事が無事終了できたのも、ストーブをご用意していただいたり、
気温などの作業状態が良い日は、時間を気にせず作業させていただけたりと、
お寺の皆様のご協力のおかげでした。

今後ともさらに精進してまいります。
このたびはご依頼いただきまして誠にありがとうございました。








Comment:0  Trackback:0
2018
02.12

内陣工事2 下地付け

Category: 内陣工事
引き続き、内陣工事の様子を紹介します。
前回の様子はこちら。

DSC06625_convert_20180117231521.jpg 

養生作業が終わると、次は木地を整えます。
建物が完成してから年数が経過しているため、
木地の割れ欠けや、虫食いの有無をチェックし、補修します。
その後全体を研磨し、下地工程へ進みます。

下地には「地ノ粉」と「砥ノ粉」を使います。
これらに「水」と「漆」を加えて練り、木地に付けて行きます。
「地ノ粉」、地ノ粉と砥ノ粉を合わせた「切粉地」、
砥ノ粉のみを使用した「錆地」と粒子の大きさの異なる下地を
粗いものから順に付けて行きます。



下地工程は、付けて研ぐまでが1セットです。
繰り返し行い、徐々に層を厚くして行きます。

下地の出来で耐久性が決まります。
外は氷点下。下地の乾きに気をつけながらの作業となりました。

ちなみに、今年の北陸の積雪は大変すごいものでした。
車で帰れず、徒歩で帰宅した際の歩道の様子がこちら。

IMG_2690_convert_20180212143334.jpg 

平均台の上を歩くような感じで帰りました。
踏み固められた一本道から外れると埋まります。

近年稀にみた積雪。
現在も物流に相当な影響が出ております。
今年で「雪」に対するイメージが変わりました。
来年の様子など、今後が気になります、、、。




Comment:0  Trackback:0
2018
01.17

内陣工事

Category: 内陣工事
金沢の6年ぶりの大雪も、大分落ち着いてきました。

先日より、御内陣正面の漆塗をさせていただくこととなりました。
現在は、これからの工程を行うための養生作業中です。

DSC06625_convert_20180117231521.jpg 

御内陣の奥側にございます後門柱や祖師御代前の塗箔も、
以前に当社で施工させていただきました。

今回は内陣の正面と、巻障子を塗箔させていただきます。
この場にて、工程などご紹介していければと想います。





Comment:0  Trackback:0
2017
08.28

御内陣工事

Category: 内陣工事
おかげさまで忙しくさせていただいております。
ここ暫くはお仏壇の修復をはじめ、御内陣の床の拭き漆なども
させていただきました。

DSC06537_convert_20170828230841.jpg 

新調された床はそれだけでも美しいのですが、
それらを木地直しを行い、拭き漆の下地を作っていきます。

拭き漆とは、漆を塗っては拭き取る作業を何度も行い、
木地の表面に徐々に漆の塗膜を重ねていき、
木目を際立たせつつ、耐久性をもたせていくというものです。

作業後はこのような感じとなります。

DSC06568_convert_20170828230916.jpg 

最近、お店の方で拭き漆の御厨子も製作いたしました。
現在は品切れのため、急ぎ製作中です。
仕上がりましたら、改めてご紹介させていただきます。
それでは今回はこの辺で。






Comment:0  Trackback:0
2016
03.19

完成。

Category: 内陣工事
ここ暫くで気温も上がり、過ごし易くなってまいりました。
嬉しい反面、漆の加減も大きく変わり、乾きの調整が大変です。

最近までお仕事をさせていただいておりました、
内陣の後門柱の塗り箔工事もようやく完成いたしました。

以前紹介させていただいた状態から
黒漆を塗った状態がこちら。下地の上へ3回塗り重ねます。

IMG_5692_convert_20160319222618.jpg

そして箔押し工程の様子がこちらです。

IMG_5699_convert_20160319215904.jpg

金沢産の1号箔を、日本産の漆で押していきます。
全てムラなく押し終えた後、丁寧に養生を取り去って完成です。

IMG_5709_convert_20160319215953.jpg

綺麗に掃除をして、工事のために移動した仏具を元通りに戻します。

IMG_5720_convert_20160319220322.jpg

完成です。
写真に写っている須弥壇も、以前に納めさせていただいたものです。
お寺の仕事というのは、環境が特殊な上に工期も長いため、思い出もいっぱいです。
技術的な経験はもちろん、ご住職さまをはじめ、
沢山の方との会話をさせて頂く機会にも恵まれます。
そのため、毎回、大変勉強になり、誠に感謝しております。
これからも一層、精進してまいります。
この度も私たちにご依頼いただき、本当にありがとうございました。


Comment:0  Trackback:0
back-to-top