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2018
11.19

お寺のお仕事2

Category: 未分類
今年も徐々に肌寒くなって参りました。
前回のブログから更新が遅れること3ヶ月と10日。
その頃の作業環境は、
平均気温が35度で無風状態であることから、
当社初の空調服を導入したのですが、
今では随分と遠い思い出の様に感じます。

内陣工事は前回の後、漆塗りの工程を終え、
床の拭き漆へと進み、箔押しを行い仕上げとなりました。

拭き漆というのは、読んで字の如く、
漆を塗っては拭き取るという作業を繰り返す、
といった工程を指します。
今回は、できる限り黒く仕上げたいとのご依頼でしたので、
黒弁柄で色つけをした後、拭き漆を行いました。

IMG_3266_convert_20181119182023.jpeg 

それから金箔押しを行い、荘厳して完成です。
金箔押しの作業にも金と壁面を接着するために漆を使います。
そのため気温や湿度に対して非常に気を使います。
乾燥が早すぎても遅すぎても、良い仕上がりにならないからです。
当時の現場の気温はとても変化が激しく、天気により10度近く差がありました。
そのため、幾度となくテストを行いながらの作業となっていたと
記憶しております。

IMG_3550_convert_20181119182122.jpeg 

そして完成がこちら。
お寺のお仕事というものは、毎回勝手が違います。
ご依頼内容はもちろんですが、内陣の作りも異なりますので、
使用する道具が変わります。
加えて気温や湿度の変化も、お寺により驚くほど違いますので、
漆も硬化時間、粘度が変わります。
毎回、漆や作業効率について、多くの事に気付かされます。

お寺の内陣もそうですが、仏壇の製造や修復は、
ご依頼いただいたお客様の、そして自分自身の
次の世代に残る仕事ですので、常に最善を尽くします。

長い年月を形として残るお仕事であることを自覚して、
今後も一層精進して参ります。











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